こんにちは、単独山女子の七実(@dvanchangos)です。
サコッシュは登山中にすぐ使いたいモノが取り出せてとっても便利ですよね。
しかし、一口にサコッシュと言っても大きさや素材もさまざま。アウトドア用から日常使いまで幅広く、どれを買おうか迷う方も多いのでは?
そこでこの記事では、実際に登山でサコッシュを使い倒しているわたしが、本当に登山で役立つサコッシュの選び方を紹介します。
チェックすべきは「素材・サイズ・機能性」の3つだけ!サクッと読めますのでご一読ください。
登山用サコッシュとタウン向けサコッシュの違い
タウン向けのサコッシュは、オシャレさ、洋服との合わせやすさなどで選びますよね。
しかし登山用はそれだけではダメ!
重いザックを背負い、急な登りや、ザレ場・ガレ場と呼ばれるような大小さまざまな岩や石の道を何時間も歩くこともあります。
なので、登山に使用するサコッシュは、使いやすさを確かめて選ぶことをおすすめします。
登山サコッシュを選ぶポイント
・軽量であること
・登山の邪魔にならないこと
・サイズや素材が自分の山行スタイルに合っていること
これを踏まえて、「素材・サイズ・機能性」に分けてサコッシュの選び方をご紹介します。
登山用サコッシュのおすすめ素材は?
登山ザックは重くなりがち。できるだけ体に負担のかからない軽量のサコッシュがいいですね。
軽さで選ぶなら、サコッシュはナイロン素材がおすすめ!
例えば、登山者に人気の「グラナイトギア ハイカーサチェル」、「SEA TO SUMMIT(シートゥーサミット) ウルトラSIL スリングバッグ」の素材は、どちらも30デニールと極薄なのに引き裂きに対する強度にすぐれたナイロンを使っています。
薄いだけではなく、しっかりと強度のある素材を使ったナイロンサコッシュが登山にはおすすめです。
逆に、その薄さゆえ極薄ナイロンは中身が透けて見えるので注意してください。
防水機能を重視するなら、表地にカーボネートコーティングナイロンを使用した撥水仕様のサコッシュがおすすめ。
チャムスのボックスエルダーサコッシュは、音楽フェスなどの急な雨にも対応できる撥水仕様のシリーズのひとつ。
山の天気は変わりやすいので、急な雨にも対応できるといいですよね。
このサコッシュは、生地を二重にして縫製部分はシームテープでしっかり防水できるのに重さは90gと軽量なのもいいところ。
急な雨の時、レインウェアを着て、ザックはザックカバーで防水しても、外に出ているサコッシュは無防備になってしまいがち。
(私はレインウェアの中にしまいこんじゃいますが。)防水・撥水のサコッシュなら安心できますね。
まとめ
とにかく軽さ重視なら極薄ナイロン。
防水・撥水仕様なら急な雨にも対応できる。
登山用サコッシュのおすすめサイズは?
サコッシュはサイズもさまざま。
スマホと財布を入れるだけの小さいものから、A4サイズが入るもの、マチ付きでペットボトルも余裕で入る大きさのものまであります。
サイズに関しては、まずあなたが「サコッシュに何を入れるか」を決めた上で選ぶべきです。
とりあえず「大きければいい」という考えで選ぶのはNG!登山中にあまり取り出さなくてもいいものまで無駄にサコッシュに入れてしまって、重くなってしまったり登山の邪魔になったりすることになりかねません。
本当にサコッシュに入れるべきモノは何なのかリストアップして、それに合う大きさを選びましょう。
ちなみに私の場合、以下がサコッシュに入れる最小限の持ち物です。
・スマホ(iPhone7Plus)
・地図(山と高原地図)
・ポケットティッシュ
・ハンカチ
・財布
・リップクリーム
・行動食(トレイルミックスやエネルギーバー)
これ以外に山行中に使うかもしれない小物類はザックのヒップベルトのポケットや雨蓋に入れ、サコッシュに物を詰め込み過ぎないように注意しています。
山ですれ違う登山者の人たちでも、スマホと財布だけ入るようなミニポーチのようなものから、大きなカメラを入れている人まで多種多様です。自分にぴったりのサイズを持ちたいですね。
また、マチの広さも容量のポイント。
マチのないタイプは容量は少ないですが、薄くて体に密着するので邪魔になりません。
反対にマチが広いタイプは分厚くなりますが、ドリンクボトルも余裕で入ったりと見た目より容量が多くたくさんモノが入ります。
縦横サイズだけでなく、マチの広さもチェックして選びましょう。
まとめ
サコッシュにモノを詰め込み過ぎると邪魔になる!
必須アイテムのみピックアップし、自分にあったサイズ選びを。
登山用サコッシュのおすすめ機能は?
肩ひも(ショルダーストラップ)の長さ調節
人によっては、かなりストラップを短くして、胸元に密着させていることもあれば、腰のあたりまで下げてブラブラさせている人もいます。斜めに掛けたり、首に掛けたり、掛け方も選べます。
私は、登山中は脚に緩衝しないように短めにしていますが、テン場で辺りを散歩するときや下山後は長めにしたりと、頻繁にストラップの長さを変えて使っていますよ。
軽さ重視のサコッシュはストラップの調節機能がないものもありますが、基本的には調節ができるものが便利です。
体に密着させるアイデア
マーモットのサコッシュは、裾にジョイントループが付いておりカラビナでザックに固定すれば、行動中に無駄な動きを抑えてくれます。
薄いナイロンの素材のものは柔らかく体にフィットしやすいので、ブラブラするのが嫌なら素材で選ぶのもおすすめです。
ジップ付きはモノが落ちない
サコッシュには口にジップが付いたものと、蓋を折り曲げるだけのタイプのものやマジックテープだけのものがありますが、しっかりジップで口が締まるものがオススメです。
山では、どんな体勢になってもジップが締まっていればモノが落ちないので安心できます。また、小分けのお菓子などの袋のゴミは、ふとした拍子に落としてしまいがち。山の自然保護のためにも気をつけたいです。
登山中以外でも便利に使える
登山中以外でも、サブバッグとしてサコッシュがあると便利です。
私はよく高速バスを使って山へ行くことが多いですが、ザックはバスの下の荷物入れに置き、サコッシュに財布や小物だけ入れてバスに乗ることができます。
ザックを小屋やテントに置いて散歩するときも、スマホと財布など貴重品だけは身につけておきたいので、サコッシュひとつでうろうろしたりもしますよ。
登山用サコッシュは素材・サイズ・機能性で選ぼう。
以上、サコッシュの選び方に関するまとめでした。
自分にあったサコッシュを見つけて、もっと快適に便利にオシャレに登山を楽しんでくださいね~!
それでは、ごきげんよう。