サウナに入ると”整うらしい”と密かな話題ですね。それは、別名「サウナトランス」と呼ばれるディープリラックス状態。「よし!サウナに行って整うぞ!」と思っているサウナ初心者も多いのでは?
しかし、銭湯やスパ施設はたくさんあって、初心者にとってはどんなサウナ施設に行けばちゃんと整うのかわからないですよね。
そんな「サウナトランス初心者」の方のために、週1でサウナで整っている女サウナーの七実(@dvanchangos)が、本当に整えるサウナの選び方のポイントを5つ紹介します。
具体的には、
・サウナーが教える”整う”サウナを見分けるコツ
・絶対にはずさない、良いサウナのチェックポイント
・良いサウナ・悪いサウナは、施設のここを見ればわかる!
といった内容になっています。
これで初心者も「お気に入りの整えるサウナ」を見つけられるはずです!
整う(サウナトランス)とは?
タナカカツキ著 サ道~マンガで読むサウナ道~(1) (モーニングコミックス)
サウナと水風呂の交換浴を何回か繰り返すと、じんわり体がしびれてディープリラックス状態になります。私の場合は、心臓がドクドクして、頭がぼんやりして気持ちいい脱力感があります。
具体的なサウナで整う方法はこちら
サウナの効果って?
サウナの効果としては、
・リラックス効果
・温熱によるヒートショックプロテインの増加(免疫力アップ)
・温度差刺激による副腎の強化
・自律神経の調整効果
などがあります。
ちなみに、サウナ自体にダイエットやデトックスの効果はありませんので誤解なきよう。
サウナの種類
サウナにも種類があります。
一般的に銭湯などにあるのは、ドライサウナや遠赤外線のサウナですね。
また女性に人気なのは、低温で湿度が高いミストサウナ。その他にも、お肌に塩を塗って入る塩サウナなどもあります。
大まかに言うと、
①室内温度
②湿度
が、選ぶポイントになってきます。では、”整う”サウナの種類は?
フィンランド式サウナ(ロウリュ)がおすすめ
フィンランド式サウナとは、室内を高温にしすぎず、ロウリュが行えるサウナのことです。
ロウリュ(ロウリュウ)とは、サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させること。アロマ水をかけていい香りを漂わせたりすることもできます。
また、熱波師と呼ばれるスタッフさんが蒸気をタオルで送ってくれる「アウフグース」が行われているサウナ施設もあります。
タナカカツキ著 サ道~マンガで読むサウナ道~(1) (モーニングコミックス)
ポピュラーなのは高温ドライサウナ
とはいえ、フィンランド式サウナは日本内にそう多くはありません。
一般的なのは高温のドライサウナでしょう。
私がよく行くのもスーパー銭湯のドライサウナです。
ドラウサウナはかなり高温なので、サウナ初心者は5分くらいで我慢の限界が来るはず。慣れてきても10~15分が限界です。
高温に耐えていると、いつの間にか全身から汗が吹き出し、心臓の鼓動がドクドクと速くなり、限界!もう限界!!と、サウナを飛び出し、水風呂へ一直線です。
シンプルに汗をかけるドライサウナもおすすめです。
”整う”サウナの5ヶ条
その1 水風呂があること
水風呂があることは整うための絶対条件です。
サウナのメインは水風呂と言っても過言ではありません。なぜなら、整うためには温冷浴を繰り返すことが必要だからです。
できれば、水風呂の温度とサウナ室からの距離も確認しておくのがおすすめ。
通常、水風呂の温度は17~18℃ですが、サウナーとしては温度が低ければ低いほどいいのです。そのほうが温冷浴の効果が高まりますからね。
また、水風呂はサウナ室からできるだけ近いところにある方がいいです。サウナで火照った体を一刻も早く冷やしたいですからね!汗だくでヘロヘロになったまま長い距離を移動するのはしんどいので、確認しておくのがいいですよ。
その2 外気浴スペース(イス)があること
深く腰掛けられるイスがあるかは大事なポイントです!
ととのうには、サウナ→水風呂を3回ほど繰り返したあと、リラックス出来る場所が必要だからです。
脱衣所のベンチとか、プラスチックのイスが置いてあるところもありますし、大きなスパ施設だとリラックスラウンジがあったりしますね。イスがある場所は施設によって様々なので、リラックスして休める場所かどうかチェックしておくといいですね。
人の往来が多い場所やガヤガヤしてうるさいところだと、リラックスできないかもしれないのでまわりの雰囲気も要チェックです。
その3 サウナ室内の温度・湿度が保たれていること
サウナ内の温度と湿度も重要です。
ビッシャビシャになるほど汗をかいて、体温を上げたのち、水風呂で一気に冷やす。
これこそがサウナトランスのキホンです。
サウナ室の温度が高温に保たれていると短時間で汗をかくことができます。
サウナの温度は平均すると85℃~95℃が一般的で、湿度はドライサウナだと5%前後、スチームサウナだと90~100%です。ロウリュなど、かなりガチなサウナは100℃を超えるところもあります!そりゃ整うわ!というくらい高温ですね…。
ちなみに、100℃のお湯だと触れたら火傷してしまいますが、100℃の空気は熱伝導率が低いので火傷しないんですよ。
ですが、サウナ室内の温度と湿度が不安定なサウナは、気持ちよく汗をかけないことが多いです。
温度と湿度が不安定になる原因は、入り口(出口)が多いことや、人の出入りが多すぎること、スタッフさんの温度管理が適当なことだったりします。
たまに、熱すぎるからといって自分好みの温度に下げようとサウナの扉を開けっ放しにする不届き者が出没したりするんですよ…。この熱さがサウナなのに。
それと、室内が広すぎたり、天井が高すぎるサウナ室も場所によって温度が違うので、ベストな温度をキープできない可能性が高いです。きちんと温度管理がされているかどうかも確認しておきましょう。
その4 清潔であること
清潔でないサウナは入るに値せず!!
これぞ、サウナ選びの基本中のキホン!!(どーん)
不潔なサウナなんて入りたくないですよね。もちろん気持ちよく整うなんて無理!
清潔なサウナの見分け方は、まずサウナマットが定期的に交換されていること。
誰かが使ったビショビショのマットが置きっぱなし…嫌ですよね。
それから、サウナ室内から変なニオイがしないこと。
良いサウナは木の香りがします♡
それから、脱衣所もチェックです。
脱衣所の床が濡れていたり髪の毛が落ちていたりすることがなく、掃除が行き届いていること。貸し出しタオルがフッカフカなこと、などなど。
気持ちよく利用できるサウナがいいですよね。
その5 常連客のマナーが良いこと(スタッフの目が行き届いていること)
どこのサウナにも常連客がいます。
私の通っている銭湯のサウナも、毎週同じ曜日の同じ時間に必ずいる常連さんがいて、会話するわけでもないのに面識のある不思議な関係です。
常連さんのつくサウナは良いサウナだろうと思いますが、中にはマナーの悪い人もいるんです。例えば、前述した、扉を開けっ放しにする人は、私の通っているサウナでいつも噂になるほど迷惑な人でした。
また、大声で会話するグループや、サウナ室内でタオルを絞る人、汗でベンチを濡らしてもそのままの人、使ったサウナマットを片付けない人など。まわりの人に配慮がない自分勝手な常連客が集まるサウナはやめておきましょう。
初めて行くサウナだとそこまで判断できないですが、何回か通ってみると常連さんを見分けられるようになりますよ。
スタッフさんの行動もチェックしてみると、良いサウナかどうかの判断材料になります。
良いサウナのスタッフさんは、気持ちよく利用できるように気を配ってくれています。マメにマットを交換したり、巡回して迷惑なお客さんにはしっかりと注意したり、お客さんの意見や要望をしっかり聞いてくれたりなど。
サウナマットを交換しに来たスタッフさんが、常連客をしっかり覚えていて、コミュニケーションができているサウナは素敵ですね。
良いサウナの5ヶ条まとめ
最後に5ヶ条をおさらいします。
良いサウナの5ヶ条
その1 水風呂があること
その2 外気浴スペース(イス)があること
その3 サウナ室内の温度・湿度が保たれていること
その4 清潔であること
その5 常連客のマナーが良いこと(スタッフの目が行き届いていること)
これさえチェックしておけば、”整う”サウナを選ぶことができるでしょう!
さあ今すぐ、レッツ!サウナトランス!