サウナ道。通称、サ道。
それは、サウナで究極のリラックスを体験すること!
人はその状態を「サウナトランス」や「整う」と呼ぶらしい。
これは、私が究極のサウナトランスに到達するまでの記録である。
サウナ道(サ道)を知る
こんにちは、七実(@dvanchangos)です
先日、こんな記事を読みました。
その中で紹介されているのが「サ道~マンガで読むサウナ道~」というマンガ。
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サウナにも、茶道や花道みたいに道があるのか!
と驚き、マンガを読んでみました。
どうやら、サウナにハマる人は、
隠れて相当気持ちいいコトをしているらしい。
ということがわかり、興味がムクムクと湧いてきたのでした。
サウナトランス(整う)ってなんだ?
タナカカツキ著 サ道~マンガで読むサウナ道~(1) (モーニングコミックス)
マンガで紹介されているサウナの入り方を実践すると、相当気持ちよくなるらしいです。
例えるならば「合法ドラッグ」のようなもとだとか!
作中ではそんな快楽が訪れることを「サウナトランス(整う)」と呼んでいます。
なにそれ、ヤバい。
これは体験するしかないでしょう!
サウナにはマイナスイメージしかなかった
私、正直サウナの良さがわかりませんでした。
かつて、「アメトーーーク」のサウナ芸人の回で、みんなこぞってサウナ気持ちいい、水風呂最高!と言ってましたが、まったく共感できませんでした。なぜならサウナにはマイナスイメージがあったからです。
私のサウナのイメージ
・おじさんが我慢大会してるもの
・暑すぎてつらい(汗でベタベタで不快)
・そのあと水風呂なんて拷問
・岩盤浴と違ってダイエットやデトックスに効果無いらしい
岩盤浴はジワジワと温まって気持ちいいし、サラサラの汗でデトックス効果があります。でも、サウナは熱すぎるし、汗をかくわりにダイエットにも効果ないらしいです。
それなのに。なんでわざわざつらい思いをしてまでサウナに入りたがるのか?サウナーってドMかよと思っていました。
しかし実は、世の中のサウナ民は「サウナトランス」という快楽を知っていたんですね。
「整う」ためのサウナの入り方
サウナの入り方はシンプルです。
①体を洗い、まずはお風呂で体をあたためる
②体の水分を拭き取ってサウナに入る
③水風呂に入る
④休憩する
②~④を3回ほど繰り返す
最後の水風呂を終えたら、よく身体をふいて、イスに深く腰掛けて休憩する。
⑤サウナトランスに達する(整う)
本当に整うのでしょうか?それよりも、サウナや水風呂に耐えられるのか。
七実の挑戦が始まります。
サウナ道やってみた
近所のスーパー銭湯へ到着。
いつものように体を洗い、お風呂で温まります。
先にお風呂に入るのは、サウナに入ってすぐに発汗を促すためなので、ゆっくり温まります。
10分ほどでぽかぽかしてきたので、いざ、サウナ室へ。
サウナに入るときは、体の水滴を拭き取ってからがベストです。
そのままで入ると、体についた水滴が蒸発し気化熱で体温が奪われるため、発汗促進を妨げるそうです。
サウナ内は女性サウナーが5人ほどいました。
木のベンチが4段になっており、下段でじっと座る人、体育座りっぽく丸くなっている人、上段でマットを4枚くらい並べてうつ伏せに寝ている人など、スタイルは様々なようです。
サウナ室には時計がふたつ。
普通の時刻の時計と、長針が1分で一周し、短針一周で12分を計る時計がそれぞれ壁に掛けてありました。
ちなみに、このサウナ室にはテレビはついていません。室内にはヒーリング系の音楽が流れています。
あいていた3段目の端っこにマットを敷き、腰掛けます。
やっぱり最初から暑い。
ふと頭の中に砂漠とラクダの画が浮かびました。
なんとか耐えようと、目を閉じて空想にふけります。時計を見ていると意識してしまうので見ないようにしました。
最初のサウナは5分ほどで限界を感じ、外に出ました。うーん、やっぱり辛いかも。
水風呂で羽衣をまとう
サウナを出たら、次は水風呂です。
サウナ後は汗だくなので、そのまま水風呂に飛び込むのはタブーです。
サ道をたしなむわたくし、しっかりシャワーで汗を流して水風呂へ!
ゆっくりと下半身を水風呂に沈めていきます。
ぐあああああああ冷たいーーーーーーーーー
死ぬかも!と思いながらも、首まで浸かってみました。
すると、驚くことにだんだん冷たさがやわらいでいきました。
これが、マンガ「サ道」で描かれていた「温度の羽衣」というやつか!
温度の羽衣
冷たい水がほてった身体で中和され、うす~い温度の膜ができること。
タナカカツキ著 サ道~マンガで読むサウナ道~(1) (モーニングコミックス)
とはいえ、ずっと浸かっていると体がキンキンに冷えていくのがわかります。
30秒ほど我慢して最初の水風呂は終了。思ったより拷問ではありませんでした。
逆に体中で刺激を感じるので、上がったあと頭がシャキっとしていい気分。
小学校のプール授業の時のようにテンションが上がりました。
体験したことありませんか?
プールに入る前に必ず入らされる消毒用の水?からの水シャワーという難関。
冷たくてキャーキャー言ってたあの頃の記憶がリフレインしましたね…。
そんな昔を思い出しながら休憩タイムに入ります。
石のベンチに腰掛けて、目を閉じてみると
足先がジンジンと不思議な感覚になりました。
冷えた肌の内側を血管が巡っていく感覚。
心臓がとめどなく働き、熱を体中に運んでいくのがわかります。
とってもいい気分です。
5分ほどで落ち着いてきたのでまたサウナへ。
そしてまた勇気を出して水風呂30秒、休憩・・・
教えの通り、これを3回繰り返したあとお風呂を上がり、休憩所のソファーへ向かいました。
果たして「ととのったぁあああああ」のか?
タナカカツキ著 サ道~マンガで読むサウナ道~(1) (モーニングコミックス)
休憩室では15分ほどぼーっとしていましたが、血の巡るあの感覚はやってきませんでした。
お風呂から出て着替え、休憩室に行くまでに時間がかかったからでしょうか。
でも、頭がボワーっとして心地いい感覚は続いていました。
ととのったというよりはフニャフニャな状態と言ったほうが正しいと思います。
たぶん、1回目の水風呂の後の感覚が一番トランスな感じだったような。
サウナに入っていた時間が短かったか、
水風呂から出るのが早かったのか、
いろいろ考えましたが、すごく気持ちよかったことは確かです。
これはハマるかも…。
サウナトランスへの道はまだ続きます。
【余談】登山トランス体験?
サウナで気持ちよくなるこの感覚…以前どこかで…?
と思い返してみたところ、
私は登山で感じたことがあるのかも!
例えば、きつい急登を登りきって、頂上でザックをおろして一息ついたとき。
山小屋に到着して、「あー疲れたぁー!」と、布団の上に寝転がったとき。
ドクドク鳴る心臓の音がゆるやかになっていくのを聴くときに
なんともいえない幸福感でいっぱいになるんです♡
自然のなかにいると、幸せホルモンドバドバ出てる感があるんですよね。
サウナトランスとは違うかもしれませんが、
私は登山をすることで「ととのう」人間なのかもしれません。
つまり、登山は合法ドラッグということになりますね!(拡大解釈)
みんな!登山たのしいよ!! 登ろうぜ!!
(結局言いたかったのはコレ?)
それでは、ごきげんよう。
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マンガのほかに書籍版もあります。
2019年にはなんと「サ道」がテレビドラマ化!