仙台から来てくれた登山友だちと雄国沼湿原をトレッキングしてきました。
雄国沼は登山をしたことがない人でもラクラク歩けるトレッキングコースで、素敵な景色が楽しめます。今回は、シャトルバスでのアクセス方法と見どころをご紹介します。
雄国沼湿原って?
雄国沼湿原(おぐにぬましつげん)は、福島県北塩原村(裏磐梯)にある湖沼です。
特に有名なのが「ニッコウキスゲ」の大群落!
6月末から7月初旬にかけてがハイシーズンで、多くのハイカーやカメラマンが訪れます。
沼に一番近い「金沢峠」はマイカー規制がおこなわれているので、バスでの移動となります。
雄国沼湿原へのアクセス
2018年6月9日~7月22日まではマイカー規制期間です。
会津バスさんのシャトルバスが出ているので、バスを利用するのがおすすめです。
シャトルバスの概要
●毎日運行
雄国萩平駐車場 ⇔ 金沢峠 大人片道500円(往復1,000円)
●土日祝日のみ運行
喜多方駅 ⇔ 雄国萩平駐車場 ⇔ 金沢峠 大人片道1,000円(往復2,000円)
私たちは喜多方駅から金沢峠までのバスに乗ることにしました。
土日祝日のみで1日1本という貴重なシャトルバスなので乗り遅れないよう余裕をもって喜多方駅に向かいます。
シャトルバス発車は11:45です。乗り場は喜多方駅前のバス乗り場です。
定員は36名とのこと。この日は20名ほどだったので余裕で乗れました。
普通の路線バスです。金沢峠までの狭くてつづら折りの道は大型バスでは通ることができないそうです。
車内は冷房で涼しい!快適です。
くねくねと山を登ると、遠くに会津盆地が広がります。標高が上がってきました!
喜多方駅から50分で金沢峠に到着しました。
雄国萩平駐車場から金沢峠までのシャトルバスもこんなに待機しています。
雄国沼湿原トレッキング
トレッキングルートはこんな感じ。
湿原の木道歩きをして、雄国沼休憩舎方面へ。時間がなかったので分岐から金沢峠へ戻りました。
この金沢峠が雄国沼湿原の入口です。
金沢峠入口から少し歩くと、雄国沼湿原が一望できる展望デッキがあります。
湿原に出るには、この展望デッキの右側の道を下って行きます。
丸太の階段を、ひたすら下ります。
意外と長い下りで、ちょっと脚がプルプルしました。
下りが終わるところの脇の沼地におたまじゃくしがいっぱい泳いでいました!
湿原からは、姿の見えないカエルの声が『ゲコゲコ・・・ゲコゲコ・・・』と聴こえてきます。
真夏だなー。
ここから楽しい楽しい湿原歩きがはじまります!
遠くに見える黄色は、ニッコウキスゲ・・・???
\( ‘ω’)/ウオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッッッッッッッッッッッッッッ!!
噂通りの黄色の絨毯だーーーっっっ!!!!!
黄色というか、黄金色のニッコウキスゲ。
どの花を見ても、
『わたしを見て!!』
って言ってるみたい。
木道は一方通行で、左回りに歩いていきます。
右を見ても、左を見ても、足元も遠くも、ぜーんぶニッコウキスゲ!!!
こんな大群落はここでしか見られないです。
しかも2018年はニッコウキスゲの当たり年とのこと。最高のタイミングでしたね。
名残り惜しくも湿原を一周したら、ちょっとだけ森林トレッキング。
雄国沼を横目に見ながら林の中をトレッキング。ここは、標高1000mくらいあるので木陰はけっこう涼しかったです。
金沢峠まで戻ってきたら、バス時間まで展望台からの景色を楽しみました。
山の奥にちょこんと頭を出しているのが磐梯山です。
空のあお、山のみどり、お花のきいろ。ビビッドで深い、美しいコントラストです。
おまけ ○○○雲があらわれた!
磐梯山の上になんだか大きな雲が。これは・・・
小学校の教科書に載ってた「くじらぐも」では!?
※くじらぐもを知らない人のために解説
「くじらぐも」中川李枝子著
七実が小学1年生のときの国語の教科書に載っていた作品。
校庭で体操をしていたクラスの子たちの頭上に雲のくじらが現れ、先生と生徒みんなをのせて空を泳ぐ夢いっぱいのおはなし。なぜかいまだに覚えている。
どうみてもくじらの形。イメージ伝わりましたか?
そんなうれしい発見もあり、天気にも恵まれて美しい湿原とニッコウキスゲを見ることができました。
みなさんもぜひ、雄国沼をトレッキングしてみてくださいね。
以上、七実(@dvanchangos)でした。それでは、ごきげんよう。