こんにちは、七実です。
夏の暑い日のざるそば、お正月の年越しそば、美味しいですよね~。
わたしもそばが大好きです。
そこで、ふと疑問に思いました。
蕎麦って、日本固有の食べ物?
そうだとすれば、
そばの実は日本で生まれて、日本だけで栽培されているものなのだろうか?
えっ、てことは、
蕎麦って育てやすい植物のはずなのに、海外で普及していないのはなぜ?
と、疑問が次から次へと出てきて、謎が深まるばかりです。
これはハッキリさせないといけないと思い、そばの歴史について調べてみました。
調べてみてわかったのですが、
日本よりも蕎麦を食べている国があったんです!
日本の蕎麦の歴史
日本で蕎麦が食べられていたのは約400年前。江戸時代初期です。
原料のそばは、紀元前7300年前の縄文時代早期から栽培されている記録が残っています。
今から9300年も前の高知県のあたりで蕎麦の花粉が見つかりました。
麺状にして食べられるずっと前からそばは栽培されていたんですね。
では、そばはもともと日本に生えていたものかというと、諸説ありますが、現在一番有力なのは、「中国が原産で、日本に伝わった」という説です。
え、中国って蕎麦食べてないよね?ラーメンだよね?(薄い知識)
いえいえ、広い中国ではそばを麺だけではなく煎餅のように薄くしたり、お粥にしたり、ちぎって煮たりといろいろな方法で食べられています。
隣の北朝鮮のピョンヤン冷麺もそば粉が使われています。
そば料理は世界中にある!
それだけではありません。世界中でそばを原料にした料理はたくさん食べられています。
例えば、フランスのガレット(そば粉のクレープ)、イタリアのピッツォケリ(そば粉のパスタ)、ネパールのロティ(そば粉の薄焼き)、ロシアのブリヌイ(そば粉のパンケーキ)などなど。
小麦や米のように主要作物ではないですが、そばは世界的に食べられているんですね。
ちなみにそばの生産量が多い国はロシアや中国でした。
参考:https://www.globalnote.jp/post-935.html
日本以上にそばを食べる国があった!
嘘でしょ?と思いましたが、本当です。
その国とは、
スロベニアです。
どこ…?
ここです!
スロベニアは、ヨーロッパのアドリア海に面した人口200万程度の小さな国です。
しかし、そばの一人あたりの消費量は日本以上!
昔のスロベニアでは、そばは麦類などと違い、課税を免れていたため、麦類の裏作として栽培され、貧しい人たちの大切な主食穀類として作られてきました。
そのため、今でも毎日のようにそばを使った料理を食べています。例えば、粉にしてミルクに入れたり、お団子状にしたり、バターをつけて食べるそばがきのようなものや、豚の内臓にそばと栗の実を加えたソーセージなど、多様なアレンジで食べられています。
なるほど、日本は麺状の蕎麦を食べることが多いですが、スロベニアではそばがいろいろな料理に形を変えて食べられているんですね。消費量が多いのも納得です。
スロベニアのそば料理、食べてみたいなぁ!
あー、蕎麦食べたい。
いかがだったでしょうか。
そばは日本のものではなかったことに驚きでした。
でも、水にこだわったり、気温や湿度によって細かく調整しながら美味しい蕎麦を追求し続ける日本の蕎麦はやっぱり最高に美味しいです。
私はよく天ざるを食べますが、出身地である岩手県の蕎麦かっけや、新潟のへぎそばなんかも大好きです。
今日はお蕎麦にしようかしら。
あなたも今日は、うんちく語りながらそばを食べませんか?
それでは、ごきげんよう。